コンバージョンを目指すECサイトの構築にあたっては、機会損失は最も避けたいポイントです。ログイン機能や検索機能、お問い合わせフォームなどテスト項目は多岐に渡ります。

最近ではWordPress(ワードプレス)などのCMSでECサイトが容易に構築できるので、個人でも運営している方も多くなってきています。ECサイトのQAエンジニアはテスト設計の段階から、信頼性を担保する観点で検証を進めなければなりません。

そこで今回は業界・ユースケース別のシリーズ第1弾として、「テスト自動化をはじめよう for ECサイト」と題したウェビナーを2022年10月27日に開催しました。実際にAutifyを利用しながら、ECサイトでテスト自動化を導入するメリットや活用方法の一例を取り上げて紹介します。当日のアーカイブ動画も視聴できますので、より詳しい内容をご覧になりたい方は当セミナーのページよりリクエストいただき、セミナーの内容をご覧ください。

セミナー概要

セミナー名

テスト自動化をはじめよう for ECサイト

開催日時

2022年10月27日(水)11:00~12:00

概要

業界・ユースケース別ウェビナーの第1弾として、「テスト自動化をはじめよう for ECサイト」を開催。ウェビナーではECサイトでのテスト自動化ならではの観点から、テストシナリオなどを紹介。どのようにテスト自動化を進めるべきかを、実際にAutifyを操作しながら紹介します。

登壇者

川崎 敬仁(オーティファイ株式会社 カスタマーサクセスマネージャー)

モバイルアプリ/Webアプリ開発にてディレクションを 経験後、カスタマーサクセス/カスタマーマーケティングに従事。2022年にAutifyカスタマーサクセスとして参画。

本セミナーは見逃し配信中です!こちらから当日のセミナーの動画をご覧ください。

テスト自動化をはじめよう

ECサイトのE2EテストにAutifyを導入する主なメリット

テスト自動化ツールは「設定が難しそう」「準備に手間がかかるのでは」といった印象があるかもしれません。Autifyならブラウザ上で操作が完結するので、簡単に素早くテストシナリオが作成できます。実行したテスト結果もダッシュボードで一元管理できるので、Excelやスプレッドシートでの管理は不要です。

ユーザーごとにECサイトの利用環境が異なるため、主要ブラウザや端末ごとのテストは必須項目です。Autifyなら異なるOS・ブラウザといった複数の環境を、1回のテストで同時に実行・確認できます。実機や各ブラウザを準備して、個別のテストシナリオを作成する時間の大幅な短縮を実現します。

データドリブンテスト機能で複数のアカウントでの繰り返しログインも効率的に

さまざまな種類とデータパターンを扱うデータドリブンテストでは、CSVデータの取込機能を利用してテストで利用するデータを登録します。1つのシナリオに対して登録したデータを利用しながらテストが実行できるので、これまで手動で実施していた複数のユーザーアカウントで繰り返しログインするといった検証は必要ありません。

メールテスト機能で会員登録や購入確認メールなども検証可能

メールの送受信といった一連の検証を、Autifyで自動テスト化することも可能です。

会員登録や申込・購入時に送信するトランザクションメールから、新製品のお知らせや会報などのマーケティングメールの確認といったテストにも役立ちます。

Autify独自のメンテナンスAI

画面のUIに変更があった場合、AufifyのAI機能が自動的に要素検証を実施して検知します。

同時に修正案も提示するので、テストシナリオのメンテナンスにかかる労力も軽減してくれるといったメリットも享受できます。

ビジュアルリグレッションテスト

Autify独自の機械学習技術を用いた「ビジュアルリグレッション」機能では、目視感覚で見た目の差分をブラウザ単位で確認が可能です。プログラミングでの開発段階でテキストやファイルに対してdiffコマンドを利用するように、Autifyでの自動テスト結果なら簡単かつ直感的に確認できます。

ECサイトにおけるQA・テスト自動化の観点とは

サービスを構成する要素(品質、ブランド、独自サービス、価格など)の中でも、安全にサービスを提供・利用するためには「品質」は避けては通れない要素です。ECサイトのQAとしては、機会損失につながるポイントを見極めることが重要になります。

またECサイトは商品の会員登録や商品検索、カート機能から申込・購入に至るまでのユーザーストーリーが比較的立てやすいこともあり、Autifyのようなテスト自動化ツールの導入には向いているといえるでしょう。

テスト自動化のメリット

テストを自動化するメリットは、大きく分けて2点あげられます。検証メンバーが稼働できる時間や回数に縛られることなく「いつでも何度でも」テストが実行できること、ミスなく「常に正確な手順」でテストを実行できることが最大のメリットといえます。

手動テストにもメリットがないわけではありません。ユーザビリティなど直感的な視点でのチェックや、指示範囲外のテストは臨機応変に対応できるでしょう。一方で手動テストのデメリット(リソース不足、人為的ミス、個体差によるばらつき)を考慮すると、コストを差し引いても自動化テストを導入するメリットは大きいことが想定できます。手動テストと自動テストを適切に組み合わせることが、QAにとって重要な任務となるのです。

ECサイトでよくある検証ポイント

ECサイトではユーザーが閲覧する顧客画面だけでなく、管理者のみ閲覧できる管理画面も存在する構成が一般的です。このようなサイト構成を踏まえて、代表的なテストケースを4つの事例ごとに考えます。

  1. 顧客の購入フロー

    • 【例:商品検索→カートに追加→顧客ログイン→注文確認→注文完了】
    • 商品購入や顧客種別のバリエーションには、複数のパターンの存在が一般的です。
  2. 会員登録・退会

    • 【例:個人情報の入力フォーム→顧客登録→顧客ログイン→退会】
    • 会員登録は購入フローの途中で発生するケースもある。
  3. 管理画面での商品データ管理

    • 【例:管理画面での商品データ変更→顧客画面に反映・表示される】
    • 管理画面(管理者側)と顧客画面(ユーザー側)を順序関係に沿って確認する。
  4. 顧客フローと管理フローの組み合わせ

    • 【例:顧客画面からの購入→管理者画面での発送・キャンセルの設定】
    • 実際の運営フローを想定したテストで確認する。

さらにもう少し深く掘り下げると、ECサイトの運用において肝となる機能の検証が重要になります。主な観点から生まれるテストの課題についても取り上げます。

  1. 複数のユーザー種別や購入商品による挙動の違い

    • 通常商品とセール商品、通常会員とプレミアム会員など、異なる表示や挙動の検証
    • 類似したフローの確認を複数パターンで検証する必要がある
  2. メールの検証

    • 顧客宛てのメール本文に記載されたURL経由での画面遷移、注文内容などを記載したメールの内容とデータの一致検証
    • メール内容とECサイトのデータで一貫性を検証する必要がある
  3. 購入額などの計算

    • 購入商品だけでなく、クーポンなどを適応した際の金額の検証
    • 画面表示の金額が期待した計算式で算出されているか検証する必要がある
  4. 顧客操作と管理画面の一貫性

    • 顧客が操作したことで生じたデータを管理画面から確認(逆のケースも含む)
    • 顧客画面と管理画面の異なるURLを往来して検証する必要がある

このような観点からテスト自動化を導入するとき、Autifyなら実装されている機能で網羅的に検証項目をカバーできます。一括でのデータ登録からメール送受信テスト、動的処理が確認できるJSステップ機能を活用することでテストの自動化が実現可能です。

最後に

一般的なECサイトの検証において、テスト自動化の導入は非常に相性が良いと考えられます。QAの役割として機会損失を防ぐことも重要ですが、ECサイトの利用ユーザーがバグによるストレスを感じて離脱することなく利用できるECサイトを目指すことも忘れてはなりません。企業ブランドや信頼性を損ねてしまう要因になるため、効率よく確実に実施できるテスト自動化は導入メリットが大きいといえるでしょう。

アーカイブ動画では実際にAutifyの画面を操作しながら、これらのテストを実演しています。後半では実際にECサイトを運営している視聴者の方から頂いた質問にも回答していますので、導入を検討されている方はぜひご視聴ください。

本セミナーは見逃し配信中です!こちらから当日のセミナーの動画をご覧ください。

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